漢方の質問コーナー


漢方治療をわかりやすく説明してほしいのですが?
健康な人をまんまるい球にたとえるとわかりやすいと思います。病気をもっている人はその球の一部が欠けているかいびつな形になっているのです。あるいは余分なものがついているのです。
このように一部が欠けているときは欠けた部分を補う漢方薬を内服します。またいびつになっている形のときは、これを矯正して、健康なまんまるい球にします。そして気、血、水のながれをスムースにするのです。
これと反対に余分なものがくっついているときには余分な部分を削る漢方薬を内服します。このような人は実証の人といい、前者の場合を虚証の人といいます。この虚実を決めるのは、おもに問診、脈診、舌診と腹診によります。


漢方薬はすぐ効くのですか?
風邪のような急性の場合には短時間で効果がでる場合がありますが、病気にかかってから経過のながい慢性病の場合は、ある程度の期間が必要です。


漢方薬は人によって同じ病気でものむ薬が違うとききましが?
がっちりタイプで胃腸が強い人(実証)とひょろひょろタイプで胃腸の弱い人(虚証)ではおなじ胃腸炎でも前者は半夏瀉心湯で後者は人参湯、六君子湯となります。


漢方薬はどんなものをつかっていますか?
実証の人には大黄、柴胡、黄連、石膏などのような強い薬であまったものを削り取ったり、余分の熱を冷ましたりします。
虚証の人には胃腸にやさしい人参、白朮、茯苓、膠飴、桂枝、甘草などです。


漢方薬には副作用はありますか?
当然あります。その殆どは虚と実のとりちがえです。実際の診療ではあたかも実証に見えて虚証の人がよくあります。これを間違えて、虚証の人が実証用の漢方薬を飲むとき副作用が起こります。
この反対で、即ち実証の人が虚証の薬を飲んではいけません。
病名漢方が良くないといわれるゆえんはこの事をさしているのです。


漢方薬はどんな症状に効くのですか?私は更年期障害といわれたのですが漢方で治るのでしょうか?
顔はほてるのに下半身とくに足が冷える症状(冷えのぼせ)とか動悸、不眠、幻暈、肩こり、頭痛、イライラ、便秘などのような不定愁訴を訴える婦人が更年期によくみられます。気、血、水の巡りが正常でないときによくみられます。
使用する漢方薬はその人の虚実によって次のように変わってきます。
 A) がっちりタイプ+便秘(実証)―柴胡加竜骨牡蛎湯
 B) ひょろひょろタイプ+胃腸が弱い―加味逍遙散
 C) AとBの中間タイプ―女神散


私は結婚して五年たっているのに子宝に恵まれません。婦人科の先生は検査して異常がないのだからそのうちに妊娠しますよといってくれますが、心配です。漢方薬で妊娠することができるのでしょうか?
漢方ではその人の肝、心、脾、肺、腎の五臓の中で気、血、水がどのように巡っているかを漢方的診察法でしろうとします。即ちその人の脈診、問診と腹診によって虚実をしって、漢方薬をのんで体全体の調和を取れば妊娠しやすい体になります。
医食同源といわれていますように、腎(子宮、卵巣)に良いといわれている食べ物を摂るようにします。黒いもの(黒豆、胡麻)赤いもの(小豆など)などです。


漢方の考え方の中でも似た説明がありますので参考にしてください。


分かりやすい説明をツムラのホームページでみられますので、ここをクリックしてください。

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